日本の義務教育では、失敗や間違うことは恥ずかしいこと、悪いことという呪縛がありますよね。それが仕事や生きていく上で障害になっていることがあると思います。

私は20代後半、仕事がなかなかうまくいかず悩んでいた時に、上場企業を創業した80代の義理のおじいさんに気に入られ、よく旅行を一緒にしていました。その時おじいさんからこんなことを言われました。
「20代は質より量。とにかく突っ走る時期。たくさん経験してたくさん失敗と小さな成功体験を重ねなさい。それが後で生きてくる。」
という言葉を頂きました。
この言葉はその頃は何となくわかった気がしていましたが、
40代になった今はよくわかります。
当然ながら社内で一番失敗できるのは20代の特権です。
30代になれば責任あるポジションを任せられるようになり、部下の指導や
プロジェクトのマネージをする上で失敗が許されない場面が多くなってきます。
でも、20代は会社も上司も、「育成期間」と考えていることが多く、
失敗ありきなのです。
それでも失敗するとやっぱり落ち込みますよね。私も20代の頃、よく落ち込んでいたのでわかります。
でも、「次はこうしてみよう!」という気づきは必要ですが、
余計な反省は必要ないと思っています。
一晩寝たら次の日は新たしいスタートと考えましょう。
これは、自分を客観的に見る訓練にもなります。